
2018年 春|本格的に作業が始まる
お互い平日は仕事をしていたため、
週末や、仕事終わりの夜にだけ、
この家へ通う日々が続いていきました。


まずは、家の中に残されていた
ゴミや前の持ち主の方の所有物を
処分するところからでした。


下屋の解体に加えて、
古民家だけでなく、
蔵や納屋の中の整理も必要でした。

作業ができるのは、週末と夜のわずかな時間だけ。
終わりの見えない日々が続く中で、少しずつ不安が募っていきます。
果たして、 宿として人を迎えられる状態になるのか。
そもそも、本当にかたちになるのか。
当時(コロナ前)は、 一棟貸しというスタイルの宿もまだ少なく、
参考になる宿もほとんどありませんでした。
当時、個人で宿を始めるならゲストハウスという流れが主流でしたが、
自分たちが旅の中で体験してきた時間が、
自然とこのかたちを選ばせていきました。

海外を旅する中で出会った、
さまざまな宿の記憶のかけら。
一日一組だけを迎える、
一軒家に滞在したときに感じた、
あの特別感と、安心感。
それらを集めながら、
自分たちが描いていた宿の輪郭は、
少しずつ見え始めていました。


理解してくれる協力者は、
決して多くはありませんでした。
それでも、宿の名前は「nagare」と決めました。
それは、500日間の世界一周の旅の中で、
私たちが最も長く滞在したグアテマラの宿の名前でもあります。
名前を決めたとき、まだ何も整っていなかったこの家に、
はじめて人格のようなものが宿った気がしました。
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長野県、伊那谷エリアの一棟貸しの宿 「nagare」
古民家宿「nagare」/ 飯島町 ▷ @nagare_yado
villa「nagare」/ 中川村 ▷ @nagare_villa
Log「nagare」/ 中川村 ▷ @nagare_log
owner ▷ @nagare__life
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