story
私たちは、500日間の世界一周の旅を終えて、2017年、アルプス山脈に囲まれた長野県の小さな町、飯島町に辿り着きました。
何度も「立ち止まる」ことを繰り返しながら、これからの人生で大切にしたいものはなにか?を問い続けてきた長い旅路。それは同時に余計なものを削ぎ落とす作業でもありました。
例えばそれは、昔ながらの伝統や文化を大切にすることや、豊かな食と自然が身近な環境で暮らすこと。好きな人たちと居心地の良い空間で過ごすことや、必要なものはシンプルでとても少ないということ、だったりします。
「nagare」にはそんな私たちが大切にしたいものが詰まっています。この場所を訪れる誰かにも、また同じように、ここでの暮らし、人、空気、自然、穏やかに過ぎる時の「ながれ」を感じてもらい、ふと立ち止まる時間ができればと、この場所をはじめることにしました。
この宿は、あえて「こう過ごしてください」という明確なコンセプトは決めていません。
今と昔
都会と田舎
海外と日本
日常と非日常
これらの間をながれる、ゆるやかな時間を行き来しながら、各々のスタイルで心地よい時間を過ごしていただければと思います。
築100年の古民家の息遣いを残しながらも、仲間たちと丁寧にリノベーションした空間は、1日1組限定。今ここだけにながれる時間を贅沢に楽しんでいただけるようにいたしました。
大切なご家族や友人、パートナーや仲間たちとの特別なひとときを過ごしていただければと思います。